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『誰が、世界とバーナンキを 救ったのか?』 『世界の目を醒ます ヘラトリ.トピックス』 (第14号)

『世界の目を醒ます ヘラトリ.トピックス』 (第14号)転載



『誰が、世界とバーナンキを救ったのか?』



 今回の文章は、英語版サイトの方にアップしました。(vol.2です。) 正式タイトルは、

"Who Saved Bernanke and Who Saved the World?"

です。
 一昨年秋、大川総裁が麻生首相(当時)にアドバイスして、IMFに10億円拠出させ、それによって、事実上「世界恐慌」を止めた事実は、世界にほとんど知られていないので、
これを広く世界の人々に知っていただくべく、今回のヘラトリ・コラムは、英文で発表しました。
全訳(和訳)をこちらに掲載すると、膨大な量になってしまうので、
ニューヨークのウォールストリートを意識して、専門的に隙(すき)のない文章で書いた
「リーマンショック前後の事実関係の分析」
の部分については、こちらでは割愛することとし、
専門外の方でもなじみやすい"総裁にまつわる逸話"の部分を中心に抜粋して、日本語の方ではお届けすることにします。
現在、「ヘラトリ.トピックス」日本語版サイトを再構築中であり、これが完成したら、全文(和訳)を掲載する予定です。
(今回も、斉藤潤翻訳事務所に多大なるご協力を頂きましたことに、心から謝意を表します。)

英語版サイトのURLは、以下のとおりですので、是非、ご覧ください。

http://heratri-topics.blogspot.com/

以下の日本語は、英訳用にやや翻訳調になっている点、ご容赦ください。
なお、バーナンキとは、現アメリカ連邦準備理事会議長(日本では日銀総裁に当たる)です。



『誰が、世界とバーナンキを救ったのか?』(抜粋)



 2008年10月、世界経済は、間違いなく、がけっぷちに立っていた。前月の9月には、アメリカのリーマン・ブラザーズが破綻し、AIGが巨額の政府資金投入によって救済され、その土壇場の「国有化」で、世界経済は、何とか堤防の決壊を免れた。
 ベン・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長も、
「10月は本当に危なかった。大恐慌再来の寸前まで行っていた」
と、後日のインタビューで述べている。
誰もが1931年9月の悪夢~イギリス・ポンドの金本位制離脱(今で言えば大暴落)とそれに続く10年の大不況~を思い浮かべた。
 しかし、悪夢は起きなかった。それは、一部の人々(バーナンキとそのチームのメンバー)の献身的努力と幾分かの幸運の賜物であると、誰もが思った。確かにそれは、一部当たっている。
 しかし、真実を言えば、ある一人の男が、堤防を最後の決壊から守ったのだ。世界の大半の人々は、その事実とその人の存在を知らない。
真相を知る私のような人間から見ると、その様子は、あたかも、中国の故事に出てくる"墨子"の姿を思い起こさせる。
 あるとき、墨子の祖国が、隣国との戦争の危機に見舞われた。実際に開戦となれば、彼の祖国に勝ち目はないように思われた。
彼は、祖国の王でも宰相でもなく、いわんや、何の権限も責任も有していない一人の知識人にすぎなかったが、誰から頼まれるでもなく、誰一人に知られることもなく、彼は、単独で、敵国に乗り込み、厳しい交渉を乗り切って、祖国を滅亡の危機から救った。
 やがて、国境の町まで戻った墨子の姿を見た祖国のある農民は、
「ふん、おいぼれ爺(じじい)め」
と、彼のことを鼻でせせら笑ったが、しかしその農民は、「そのおいぼれ爺こそが、彼の家族の命と財産を守った」ことなど、知るよしもない。そして、昨日までがそうであったように、明日もまた、平和な日々が続いていったのだ…。
 


弾を撃ち尽くしていたバーナンキ
(この節省略)



1931年の悲劇の本当の原因
(この節省略)



太平洋の反対側で、"救世主"が動く


 そのとき、事態の推移を太平洋の対岸から、じっと見つめている男がいた。というか、彼は、リーマン・ショックが起きた瞬間に、コトの本質を理解した。
「おそらく、アメリカもヨーロッパも、自分の国以外には手が回るまい」
そう見抜いた"救世主"は、かつての中国の墨子のように、迅速に動き出した。日本政府の麻生太郎首相(当時)に連絡を取った"救世主"は、
「米・欧は手が回らない新興国の金融危機を未然に防ぐために、日本は大至急、大胆な資金の拠出をせよ」
とアドバイスした。
 この決断がもたらす絶大な効果も、そして、今起きている事態の重大な深刻さも、おそらくは十分に理解していなかった麻生首相ではあったが、マスター大川のアドバイスだということで、とにもかくにも、首相は頑張った。
その実行面の責任者であった財務省の国際局長~彼は「国際金融市場を司る司祭達」=「国際通貨マフィア」の一員で、世界の仲間達からは、"次期財務官殿(通貨マフィアの日本代表)と呼ばれていた~が、大川隆法幸福の科学総裁の東大法学部のクラスメイトであったことも、幸いしたことだろう。
(勿論、大川総裁は、彼とは連絡を取っていない。しかし、大学のゼミの議論で大川総裁に歯が立たなかった彼は、マスター大川の"指示"(instruction)の持つ重みが、極めてよくわかるタイプの一人だったことだろう。)
 日本政府は迅速に行動し、新興国の金融危機を回避する手段として、IMFに1,000億ドル(約10兆円)拠出することを決定した。
これが一瞬で、世界の金融システムに安心感をもたらし、事実上、「世界恐慌」を回避したことは、この日本政府の決定に対するIMFストロスカーン(Strauss-Kahn)専務理事の"手放しの歓迎声明"を見れば、よくわかるだろう。
 私の見るところ、これは、戦後の日本の歴史の中で、最も劇的で主導権の発揮された~言葉を換えれば、最も日本人離れした~国際貢献の一つであり、外交の一つである。しかし、世界の大半の人は、この救世主~現代の墨子~の存在を知らない。


次の一手


 日本国内の事情に詳しい方ならご存知だろうが、救世主は、鳩山前首相の反米思考を、約半年かけて修正させ、日米関係を破綻の淵から救った。
菅直人現首相に対しても、その就任後には、(彼の本心はともかくとして)、事実上、外交路線を保守化するように強いて、太平洋の不穏な波が、これ以上大きくならないように腐心している。
 救世主はまた、アメリカ経済の苦しみについても、「何とかならないか」と、心を痛めている。日本がアメリカに手を差し伸べることによって、日・米ともに景気回復と繁栄への道に再び入れないか、その道を考えている。
その口からは、まだ具体的な「次の一手」は述べられていないが、筆者が推測するところ、
「この国全体を、中期的に円高の方向に持っていくことによって、アメリカに景気回復策(ドル安)の余地を用意してあげる」
ことが、その中には含まれているように思われる。

 現代の救世主は、心の教えと来世の幸福を説くだけではない。救世主は本来、旧約聖書の中でも説かれていたとおり、現代の地上社会の諸問題を解決し、現実世界の中でも、人々を幸福にしていこうとしているのである。


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